Sign of the old age
★ 6日間東京にいた。 いくつか自分でもアラッと思うことがあった。
その1…府中駅から「ちゅうバス」に乗り美術館へ向かうのだが、乗車するとき一律料金100円をボックスに入れる。 100円を入れたつもりが500円玉を入れたようで、運転手が「500円を入れませんでしたか?おつりが出ています。」とそのまま座席に座ろうとしていた私に教えてくれた。
その2…美術館のカフェでお昼を食べようと、チキンライスを注文した。 出てきたのはハヤシライスで一瞬驚いたが、自分が発した言葉がハヤシライスであったことが音の記憶として耳に残っていた。 頭にチキンライスをイメージして、ハヤシライスと注文したのだ。
その3…帰りに飛行機から降りるとき、土産の「麻布かりんと」が入った紙袋を前の座席下に置いたまま席を離れようとしていたが、すぐ後ろの若い男性が指摘してくれた。
老いの兆候がいくつかあったが、助けられて無事に帰宅した。
府中美術館で開催されていた小山田二郎展は、一度見たら忘れられない作品が多く、見ごたえがあった。 「目」が多くの作品で配置され、ルドンの画を思い出した。