車谷長吉の死

★ 食べ物をのどに詰まらせて亡くなるなんて、階段から転げ落ちて亡くなった中島らももそうだけれど、そんな風に死はあっけなく突然訪れることも多い。

長い間強迫神経症を患っていたので、生きる日々も大変だったろうし、支え続けた妻(高橋順子さん)の悼みを思うと辛い。
二人は50歳近くになって結婚したので、夫婦としての生活は20年に満たないだろう。
しかし、その中身は濃いものだったと想像される。
車谷の文章の中に、順子さんがもし私が先に死んだらくーちゃん(車谷の愛称)はどうするの?と聞く。車谷が編集者の○○さんに来てもらう、と答えたら順子さんがちゃぶ台をひっくり返して泣いた、という場面がある。
車谷のことだから話を半分に聞いても、夫婦の愛情が窺える。

またいくつかの作品を読み返してみたい。


★ 庭のドクダミに花が咲き始めたので、収穫し茶を作る準備を始めた。
今は水洗いして干している。 もうちょっと干してから刻んで、本格的に干す。

夕飯は、畑で採れたグリンピースと冷凍むき海老に玉ねぎを加え、かき揚げを作った。
揚げたてが美味しそうなので、塩を振りつまみ食いをする。
ビールも欲しくなり、一緒にいただく。 おいし~い。


★ 旧満州行が近づき準備を始める。
メモ帳の適当なのがないので、百円ショップに出かけた。
出発は来週火曜日だが、大阪の次男のところに前泊するので、家を出るのは月曜日だ。