薪置き場工事

★ 薪置き場が出来上がりつつある。
これから防腐剤の塗料が塗られ、屋根が設置されて完成となる。
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明後日には仕上がる予定だ。


★ 先日雨の中、岡山まで映画「山河ノスタルジア」を見に行った。

1999年中国山西省炭鉱町フェンヤンに25歳の女性Aは幼友達の男性B(実業家)、C(坑夫)と楽しい日々を過ごしていた。
Bは見るからに軽薄そうな男、Cは無口な男で、どちらもAに思いを寄せている。
AはBからのプロポーズを受け入れる。
そのことを列車のなかで、Aが父親に告げた時、父親は席を外し娘に気づかれないように寂しそうな表情を見せる。(印象的なシーン、それは娘の結婚それ自体でなく、結婚相手への不満であることは想像に難くない)

時は流れて2014年、AはBと離婚し一人フェンヤンで暮らしている。
Aの結婚を機にフェンヤンを離れ、別の炭鉱町で働いているCも結婚し幼子がいるが、胸を病みフェンヤンに妻子を連れ帰郷する。
医者にかかる金のないCにAは資金を援助する。
一方Aの一人息子は父親が親権を持ち、上海でBと暮らしているが新しい母親もいる。
Aの父親が急死し、一人息子は祖父の葬儀のために一人でフェンヤンにやってくる。
祖父の葬儀の後、Bは息子と共にオーストラリアに移住する。

そして2025年、中国を離れて久しい息子は中国語が離せなくなっており、英語・中国語がバイリンガルの語学教師に中国語を習っている。
父親のBとも意思疎通が言葉の壁でできなくなっており、ある日この語学教師を連れ、父親と話すが既にできた亀裂は修復できない。
語学教師に母親の面影をみる息子は、自由に生きようと決意する。

フェンヤンでは老犬を連れ散歩に出たAが、35年前の若い頃踊ったダンスを雪の中で踊るシーンも印象的だ。

私がこの映画で感じたことはグローバル社会とは?ということだ。
私たちは日本に住んでいるのでさほど身近でないかもしれないが、家族がいろんな国で生活しているという状況はちっとも珍しいことではなくなっている。
そしてそれはどういう新しい問題を生み出しているのだろう。

おまけの話。
岡山駅からタクシーで映画館まで行こうとしたら、運転手が場所がはっきりわからないようなので、スマホで地図を示した。すると運転手は「おばあさんなのに、スマホを操作するなんてすごいね。」と言った。私は孫もいないので、面と向かっておばあさんと言われたことがなく、少し驚いたが、客観的には全くその通りなのですぐに納得はしたのだが…。


★ 医大での呼吸器内科診察はしばらく続くようだが、癌ではないということなので、あまり気にしてない。
今月に入り急に夏になった。6月は例年より涼しかった。
33年前の6月下旬、1歳だった長男がウイルス性髄膜炎になり、近くには小児科の入院設備がなく日赤に入院した。とても蒸し暑い日々で、長男は頭にあせもができ始め、抱きかかえ洗面所で頭を洗っていたことを覚えている。
当時共稼ぎだったので、ちょうど2週間仕事を休んで病院に付き添った。
あの頃は冷房設備も十分でなく、病室がいっぱいだったのか、プレイルームという和室に入っていた。
この季節になると、ときどきあの頃のことを思い出す。