岩井忠熊氏

★ 毎日新聞に「平和をたずねて」というコラムがある。
本日は立命館大学名誉教授で近代史研究者の岩井忠熊氏(94歳)が、『対外危機演出の原型』と言うことで言葉を寄せている。
要約すると、――戊辰戦争の最中、新政府は王政復古の大号令を発して、当時16歳の天皇を担いだ。 天皇は五箇条の誓文を宣布するが、同じ日に国威宣布の宸翰(しんかん)を出す。 宸翰とは天皇直筆の国民向けの手紙のことだ。 そこには国家の大方針として、海外に進出する旨が書かれてあり、異常な国威宣揚だった。 新政府があえて宸翰を発表したのは、国民の関心を戊辰戦争から国外に向けさせる必要があったからだ。 近代の日本は常に対外的危機を演出し、国内の矛盾から国民の目をそらしてきた。 そうして、国内一致を訴える原型が、ここに出現している。――
今の状況もとても似ている。

岩井忠熊氏は特攻艇・震洋(べニア板で作られた高速艇)の元特攻隊員である。
このような方たちの話をできるだけ聞いておきたい。


★ 昨夜風呂上がりにカーテンを洗濯しておこうと、洗濯機のお湯取りボタンを押したが作動しない。 もう10年以上使っているので買い替え時だと新しく購入を決めた。
これまで使っていたのと同じメーカーで、容量も同じ8kgのにしたが、納品は早くても10/8だという。そんなに待てないので、展示品を購入することにしたが、それでも配送は3日後となった。
近くの店にある商品を配送センターに送り、そこからわが家に配達するそうだ。
便利がいいのか悪いのかわからない。 少なくとも購入者にとっては勝手が悪い。