「ラ・ラ・ランド」

★ 劇場でチラシを探したが、3/3までの上映予定だったせいかすでになく(見に行ったのは3/2)、パネルの写真を撮った。

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毎日新聞日曜日別刷りに、「藤原帰一の映画愛」が連載されている。
この作品紹介の一部分を示すと、――こんなのウソだ、現実の社会から目を背ける逃避映画じゃないかと文句をつけるひともいるでしょう。
でも、1930年代のミュージカル全盛期だって、世界恐慌のただなかでした。
現実が辛くて醜いからこそ、スクリーンのなかの夢が輝くわけです。
テレビをつければトランプ大統領が顔を出すというこの時代、人間らしい気持ちを保とうとすれば、現実から目を背けるほかに方法がないじゃありませんか。
ラ・ラ・ランド」は、まさにトランプ時代を生きるために欠くことのできない、貴重な現実逃避。
さあ、あなたも逃げてください。――

これを読んだら見たくなった。
前の引用で「トランプ大統領」は「安倍晋三」に置き換えてもよい。

どこにでもいそうな主人公の平凡な二人が、映画の進行と共にだんだんととても素敵に見えてくる。

話題作のせいか、川崎浩氏による評論も目にした。
――チャゼル監督はこの作品で「変わりゆく世界」に捨て身の警鐘を鳴らしている。「 トランプ大統領が発する゛苦み″と『ラ・ラ・ランド』で感じる゛甘み″は出どころが同じだ、注意しろ。 楽しいミュージカル映画が流行した後に世界に何が起こったか思い出せ」と強烈に訴えていないだろうか。―― と述べている。


★ 今朝7時、外壁に交尾中の蛾を見つけた。

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グロテスクな外観なので、接近して撮るのがためらわれた。