映画「未来を花束にして」
★ 1912年、イギリスでの女性参政権運動を描いている。
今この映画を見る意義を考える。
投票したい人が立候補者にいないという選挙の形骸化が進んで久しい。
女性たちが命を懸けて勝ち取ってきた参政権を意味のあるものにするには、投票したい人を立候補者にしなくてはならないが、そのためには何が必要か?
これはイギリス映画だが、イギリスも日本同様の状況だからこそ、今このような作品が作られたのだろう。
今自分がガイドする意味、自分に何ができているのかを自問していた。
中谷剛氏(BS1スぺシャルより)
2011年10月31日旅行社のツアーでアウシュビッツを訪れ、中谷氏に案内してもらった。
誠実なガイドぶりが印象に残った。
案内は普通3時間かかるのだが、旅行社のそれは1時間ちょっとで、アウシュビッツから3km離れた第二収容所のビルケナウに移動したときは既に日も暮れよく見えなかった。
中谷氏は短時間で見学は無理です。今度はゆっくり来てくださいと話した。
今日「未来を・・・」の映画を見たことと、先日のこのTV番組が重なって、今自分がこれらを見る意味は?ということを考えた。
強く無力感を感じるのは、それだけ世界が寛容を無くし、愚かな過ちを繰り返そうとしている気配に満ちているからだろう。