読書会へ

⭐ 新聞の隅に小さな読書会の案内を見つけた。
~東アジアの平和と友好を求める民衆の会「読書会」~辺見庸著「1937(イクミナ)」~
これはもう行かなくちゃ!
私はまだこの本を読んでない。読んでない本の読書会に行くのも変な話だが、構わず参加した。
土曜日午後だが、参加者は私を含め5人。
場所は高松市番町のアイパル香川で、以前は県立図書館があったところだ。
男性3名、女性2名で、おそらく私は最も若い参加者だった。

当然のことだが、80歳近くになると言葉がスムーズに出なくなる。(人の名前や事件名など)
私以外の4名は80歳近い年齢に見えた。
それでも老人たちは冒頭の時局座談会の場面では、在日米軍があることこそが北朝鮮よりも脅威なんだとしっかり発言する。
話は色々ずれた方向へも行く。
肝心の「イクミナ」の感想はあまり聞けなかった。

発言する順番が回ってきて、私は今自分の心を占めている最大のことは放射能で、これは戦争と同じことだが、原発をやめられないのは結局はアメリカの圧力があるからだという人があるが、それは違うのじゃないかということ。
例として、ニューヨーク州ショアハム原発をあげた。
住民が、電力会社の損失を30年間負担しても廃炉にし、自分たちの命と暮らしを守る道を選んだということ。
当のアメリカのお膝元でこういうことが起こっているのだから、アメリカの圧力のせいにはできない。

このショアハム原発のことは皆知らなかったようで、興味を示してもらえた。

⭐ 4時に会場を出て、帰路夫の夕食にコンビニ弁当を買う。