木田金次郎のこと

⭐ 2008年6月4日(水)、北海道共和町国富から岩内町敷島内に向かう途中、木田金次郎美術館に立ち寄った。歩き旅は観光と両立しないので、ここはと思う場所以外は寄り道しない。

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ここは見学予定で下調べをし、午前中の2時間を空けていた。
この年の旅の出発地札幌に4日前に到着し、三岸好太郎美術館も訪れていたが、私にはこちらの美術館のほうがはるかに印象に残った。

メモ帳によると、この日は足のマメが痛くトボトボ歩いて美術館に到着。
木田金次郎は1893~1962の生涯で、有島武郎(1878~1923)とは15歳差だが、深い交流があった。
1942年49歳で文子と結婚、岩内から20km離れたモイワまで徒歩で新婚旅行、とメモにある。
モイワとはアイヌ語で「小さな岩」の意味がある。
モイワは今の泊原発あたりと思われるが、悲しい。
これらのことを確認しようとネットで検索してみたが、見つからなかったので、美術館の展示からのメモを写した。
この20km歩きが新婚旅行というのにとても感動し、いいなあと思った。

長男の友人に、彼女と何年かかけて歩き遍路を終え、結願してプロポーズしたというかっこいいヤツがいる。
車谷長吉夫妻も結婚生活は20年有るか無しかで、木田金次郎夫妻と同じだが、晩婚で短い結婚生活の中にも惹かれるものがある。