「しあわせの絵の具」

※ 水曜日、雨の中「しあわせの絵の具」を観に行った。
舞台はカナダ・ノバスコシア州、私はまずシェイプ・オブ・ウォーターサリー・ホーキンスが主演なので観ようと思った。
相手役がガタカイーサン・ホークだと知ったのはその後のこと。

サリーが演じるモードは、幼い頃から関節リウマチを患い周囲から厄介者扱いされてきた。
一方イーサン演じるエベレットは孤児院育ちで学もなく、漁師として生きるのに精一杯。
エベレットが住み込みの家政婦を募集し、モードが応募したことから2人は知り合う。

この作品を観ていて、何度もフェリーニの「道」(1954)が思い出された。
「道」ではザンパノがジェルソミーナを奴隷として扱う。
この作品でもエベレットはモードを飼っている犬以下の地位に置く。
いくつもの季節が過ぎるうち、2人はお互いを必要としはじめる。

モード・ルイス(1903~1970)はノバスコシア州出身のフォーク・アート画家で、今でもその作品はオークションで500万円を超える値がつくという。

この作品の監督アシュリング・ウオルシュは「道」を意識したと私は思っている。

帰り道、映画館を出た所の道路上に、財布の小銭をばらまいてしまった。
小銭入れのファスナーを閉め忘れた状態で、財布を逆にしたのだ。
通りがかりの男性も雨の中小銭を拾ってくれる。
こういう時、自分の老いを強く感じる。すみません。


※ 火曜日は、車庫の立て樋の上のマスにスズメが藁を運んでいるのに気づいた。
ここは樋がつまるので、早めに藁を除けそのあとにキンチョールを吹き付けた。
しかしスズメは一向に気にせず、また藁を運ぶ。
その速度の速いこと!つがいで作業しているのだが、あっという間に元通りにする。
また藁を除け、今度はクレゾールを30倍ほどに薄めスプレーした。
これもスズメは平気で、嫌がらない。
もうこちらは対処法がない。
仕方ないので、子育てが終わるまで様子を見ることにする。


※ 今日は、クルマ屋さんでノーマルタイヤに交換してもらい、オイル交換し、次男に頼まれていたペール缶をもらってくる。バイクの分解が趣味なので、部品入れにでもするのだろう。


※ 和服に樟脳を追加する。虫干しの季節がきたが、その作業をする気持ちのゆとりがない。


※ 郵便受けの蓋の修理をした。
この前も壊れ、細い針金で修理していたが、それが切れた。
今度は太めのそれで止めようとするが、細い穴に蝶番を合わせるような状態で、針金を入れなくてはならないが、難しく、2時間近くかかったような気がする。


※ 夕飯のいなり寿司。

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2合のご飯でちょうど16個できた。
あげも酢飯も過不足なし、こんなにちょうどのことはまずないのだが、気持ちが良い。