朝鮮半島のこと

※ 左肩から首にかけて痛く、今朝うがいをしようと頭を上に向けたら痛みでその状態を保てない。
昨日から違和感はあったが、今日は痛みが増している。
思い当たるフシは、先日の郵便受けの蓋取り付け修理だ。
しゃがみこんで頭を上げ、両腕を持ち上げての長時間作業の後遺症が、3日経ってピークに達している。


朝鮮半島情勢について、石原俊明治学院大教授と吉田徹北海道大教授が、5月22日付毎日新聞に寄稿していた。
〈石原氏の主張〉
朝鮮半島の分断の背景には、敗戦が明白な状況下で日本が降伏を引き延ばし、ソ連の参戦を招いたことがある。
そして敗戦国の日本がドイツと異なり分割占領を免れる傍で、朝鮮半島は米ソに分割占領され、独立後も南北ともに抑圧的体制が続いた。
済州島4・3事件と言われる、1948年4月3日から6年半に渡り引き起こされた一連の島民虐殺事件。また、1950年から3年に渡る朝鮮戦争。1980年5月の全斗煥政権に抗議した市民が虐殺された光州事件。韓国では1987年の盧泰愚による民主化宣言まで、おびただしい血が流された。
一方現在の北朝鮮の体制は、日本の植民地支配に遠因を持つ東アジア冷戦構造の遺産である。
南北ともに一度も「戦後」を許されてこなかった朝鮮半島の歴史に、日本は自覚的でなければならない。

〈吉田氏の主張〉
1968年、民主化運動は世界に広がった。
それは超大国の揺らぎと戦後世代の台頭に起因する。
この68年が89年の冷戦終結につながる。
統一ドイツ誕生を恐れていた米ソ英仏も無力だった。
南北朝鮮の統一も「我々は同じ民族だ」というナショナリズムが原動力だ。
冷戦構造の恩恵にあずかり、かつての植民地と和解できなかった日本は、南北統一によって敵視されるかもしれない。
だからこそ朝鮮半島の非核化、そして北東アジアに残る冷戦構造の終結に日本が関与しないわけにはいかない。
68年、89年と続いた転換点を2018年へつなぐことができるか。日本は能動的関与を!

両氏の主張に共感する。

しかし、昨日の新聞にも「Hanada7月号」「WiLL7月号」の宣伝が大きく掲載され、裸の王様安倍晋三を持ち上げている。
伊藤詩織さん強姦事件の山口敬之の名も見える。

安倍内閣に、朝鮮半島の歴史に自覚的であること、東アジアの冷戦構造終結に能動的関与を求めても無い物ねだりであることは確かだ。