シルバー人材センターの高齢化

※ 年明けになるかもしれないと聞いていた松の剪定作業が、急遽午後から入ることになった。

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70歳代前半と思われる担当者は、この2本と裏の1本の計3本を3時間半で仕上げた。
ここ数年は毎年同じ担当者だ。
聞くところによると、今、松の剪定をしているのはこの人のみで、他の2人は高齢のためリタイアしたという。やはり80歳を超えるとやめていく人が多いそうだ。
今は65歳まで現役の人が多いので、シルバーさんといっても65~75歳が主流だという。
来る日も来る日も松の剪定なので、もう飽きてきているとのこと。
根気のある人でもこればかりの作業は厳しい。


※ 今日の新聞で知ったこと。
「特攻」の始まりは1944年10月フィリピン戦線からで、敗戦までの1年足らずの死者は、航空機の特攻が4000人、軍艦による水上特攻で同数の4000人、さらに改造魚雷による水中特攻など様々な特攻があり、全体の犠牲者数は不明だということ。
特攻による戦死者の数も明確ではないなんて、シベリア抑留による死者もそうだが、「尊い命を犠牲にされた…」という決まり文句がいかにしらじらしく空疎な言葉かよくわかる。

・日本側の死者数が明らかでないのはノモンハンの戦いもそうだ。
ソ連・モンゴル対日本・満州満州とモンゴルの国境で4ヶ月にわたり戦い、双方で4万人の死傷者を出したと言われるが、8千余人とされる死者数のはっきりした数はわかってない。

澤地久枝は「蒼海よ眠れ」でミッドウェー海戦の死者数日本側3064名、米国側363名を調べ上げた。

・シベリア抑留で現地で亡くなった46300名の名簿を、一人で調査しまとめた村山常雄もいる。

・「蟻の兵隊」の映画を作ることで、日本軍山西省残留問題を広く知らしめた池谷薫監督もしかり。

このような仕事をし、またし続ける人がいることは希望だ。

毎日新聞「なるほドリ」の記事で、色々思い起こした。