三谷翔氏の証言

※ 2015年日本テレビNNNドキュメントで、三谷翔氏の証言を観た。

三谷氏は第24駆逐隊海風の信号兵として、1937年12月12日から25日まで南京で見たことを番組で証言した。
海風は伯父の乗船していた山風と同じ駆逐隊なので、私はこの番組を見て以来、山風も南京にいたのではと気になっていた。
先日調べた伯父の軍歴から、伯父の入隊は南京事件の2年後の1939年であったことがわかりほっとしたが、海風の乗組員は三谷氏と同じ光景を目にし、その事実を決して口にしてはいけないと禁じられたことはノモンハン事件の戦地にいた兵隊と同じである。

三谷氏は2017年9月9日、98歳で亡くなられたそうだが、晩年の精力的な証言はしっかり残していかねばならない。
15年続いた日中戦争の中でもとりわけ南京事件は、日本軍について考えるに適した教材だと思う。
これをなかったことにしたい安倍政権には1日も早く辞めてもらいたい。
このような政権が続く限り、東アジアの平和は訪れない。