久しぶりの山徘徊

東の県境の山「大山」(631m)へ行った。
以前迷って行けなかった山。
今日はGPSで、ちゃんとルート登録して登る。
しかし、前回に比べると草が刈られていて、登山口が見つけやすかった。
登山道はシダに覆われているところもあるが、刈った跡もあり最近登山者があったようす。

川股ダム堰堤に駐車してから2時間半くらいで頂上に着いた。
朝、ダムに着いたとき、ヴァキュームカーとすれ違ってもしやとイヤな予感がしたが、ダムに水はほとんどなかった。

頂上でおにぎりをほおばっていたとき、ラジオNHK第2放送から文学の時間という番組が流れてきて、E・M・フォースターの「ハワーズ・エンド」について解説があった。
作者は長男が卒論で取り上げた人物だったので、聞いていた。
その中で、イギリスのアッパー・ミドル階級には同性愛者が珍しくないと言うのを聞いて、今度は先日歯医者で待ち時間に読んだ週刊朝日有森裕子さんについての記事を思い出した。
彼女は夫が同性愛者であるという記事を数年前に書き立てられていた。
それがどうしたの?わたしたちがいいんだから関係ないでしょ、という彼女の見解だったように記憶する。
男と女の関係を求めたくない夫婦なら、むしろ同性愛者を伴侶に選ぶのは自然かもしれない。

「インドへの道」「眺めのいい部屋」などフォースターの作品は映画化されているものが多いとのこと。

さて帰り道は大山寺へ下りて、徳島から香川に帰ろうとしたら、何度も道がわからなくなった。
大山寺への道は広くなっていて、地図の道の記号と違っている。
車道から四国の道に入る場所も分かりづらかった。
野外活動センターの建物がなくなり、更地になっていた。
二度ほど車に乗っている方に尋ねた。

この山は県境にあるが、徳島の山だ。
徳島側からは頂上まで車で行けるようになっている。
ダムに下りてきたら、山菜取りの年配の女性二人が車で来たところだった。

出発してから帰宅するまでちょうど8時間かかっていた。(帰りにスーパーに寄ったけれど。)
久しぶりの山歩きで満足した。