滝野隆浩の掃苔記

毎日新聞 に表記のコラムがあり、楽しみにしている。

6月6日は樋口恵子さん(89)の新刊書の紹介があった。

それによると、15年ほど前樋口さんは京都駅の和式トイレで立ち上がれなくなったという。

やむなく湿った床にトイレットペーパーを敷き、両手をついてなんとか立ち上がった。

そうそうと合点する。今年2月、私も自宅の風呂が使えず数日温泉に通った。

その時ほんの30cmほどの深さの浴槽から出られなかったのだ。

近くにいた人が引っ張り上げてくれて出られたのだが、踏ん張ろうとしても脚に力が入らず、自分でも驚いた。

樋口さんの本の題名は「老いの福袋」。

 

 

※ 「ヒロシマ通信No.812」に、代島治彦監督の「きみが死んだあとで」(200分)という映画の紹介があった。

1967年10月8日ベトナム反戦運動の中、機動隊との衝突で亡くなった京大生山﨑博昭さん(18歳)の追悼から始まった「10.8山崎博昭プロジェクト」は7年余りになるという。

発起人は山本義隆で、この人の名が出ると歌人道浦母都子を同時に思い出す。

記念公演は長崎浩氏(1937年生まれ)でテーマは「樺美智子と私の60年代」、こういう企画を知ると行きたくてウズウズしてくる。