『A』 森達也著 角川文庫

★ 何年も気になりながら、なかなか読めない本がある。
これもその一つだった。
 
イメージ 1映像作品は1997年、書籍は2000年に刊行されている。
 
地下鉄サリン事件が起きた1995年3月20日から半年経った9月、著者が当時のオウム真理教広報担当荒木浩に取材を依頼し、1997年10月の山形国際ドキュメンタリー映画祭に出品するまでの2年7ヶ月に渡る取材・撮影記録をまとめたものだ。
 
信仰という空白(思考停止状態)を自覚的に選択したオウム信者と、同じ思考停止状態に陥りながら、その自覚を髪の毛ほども持てない社会(オウムの外側の)。
 
あとがきで、宮台真司は書いている。
―オウムと敵対する社会がオウムと似ていること自体がオウムを生み出す―
 
 
 
 
★ 昨日・今日は天候がすっきりしなかった。
こんな日はドライフラワーにしているラベンダーがよく香る。
野にいるようで、よい香りだ。
 
朝食はトースト・ベーコンエッグ・味噌汁、昼食はカレー、夕食は牛肉・ごぼう・糸こんにゃくの煮物と蕗の佃煮。
三食の準備とウォーキング、レインボー通りまで買い物(登山用2本スティック)、図書館へ本を取りに行った以外は、読書で終わり。
明日は山へ行けるかな。