旧満州その2

★ 長春(旧新京)の観光は長春影視センター(旧満鉄映画班)から始まった。

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満鉄映画班は関東軍宣伝部が実態だったようだが、現地ガイドのここでの説明は、社長であった甘粕正彦が2Fの窓から社員の出社風景を毎日眺めていたというつまらないもので、外国での現地ガイドは一般に現地で暮らしている日本人ガイドがよく勉強しており、歴史背景への知識も深いように思う。
甘粕正彦関東大震災のどさくさに紛れ、大杉栄ら3人を井戸に投げ込み殺害し、その罪で禁錮10年の判決を受けたにもかかわらず3年で出所し、その後陸軍予算でフランスに留学し、帰国後満州で満鉄映画班の社長になっている。

今回は大連出身の7日間の通しガイド、ハルビンの現地ガイド、長春のガイド、瀋陽・丹東・旅順・大連は通しガイドが担当したが、3人とも言葉も知識もイマイチだった。


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東本願寺は30年前の1985年に、長春市の重要文化財にしていされるが、周囲は雑然とした駐車場で再開発も始まっている。中も見られない。竣工後80年近くなる建物だ。


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長春旧ヤマトホテル(中央の春誼賓館と書かれてある建物)は長春駅前にあり、今は地下鉄工事中のため車窓観光しかできなかった。
旧大和旅館は満鉄が経営していた戦前の最高級ホテルで、ハルビン長春(新京)・瀋陽(奉天)・大連・旅順の5都市にあった。


★ 朝の気温が18℃くらいで、とても寒く感じる。薄手の掛け布団では寒いので、2枚の薄手を重ねている。
明日は久しぶりの太極拳で、まともに動けるかどうかわからないが、練習には行くつもりだ。