映画「聖なる鹿殺し」ソレイユ2

※ 10日前に観た作品だが、どう消化して良いかわからなかった。
今もわかったとは言えないのだが、聖なる鹿を殺して女神の怒りを買った父親が、娘を生贄に捧げるというギリシャ神話「アウリスのイピゲネイア」に材を取っているという。

監督はヨルゴス・ランティモス、1973年ギリシャ生まれ。
あらすじは hellothailand.work>HOME>映画レビュー>ホラー映画『聖なる鹿殺し2017』のサイトに詳しい。

かいつまんで言うと、酒を飲んで執刀した心臓外科医が患者を死に至らしめ、その患者の息子に呪いをかけられ、自分の息子を殺すと言う話。

オープニングは、手術で開かれた規則的に拍動する心臓のアップが映される。
はじめから不穏で不気味だが、この感覚が最後まで続く。
あまり見慣れないジャンルとテーマの作品だったが、強い印象が残った。

監督はインタビューで、ーー正義と報復、信念、選択など、人生で大きなジレンマに直面すると、何が正しくて何が間違っているか判断できなくなることがある。ーーと語っている。