PCR検査

※ 3日前の13日、入院のためのPCR検査に行った。

玄関前にエアーテントが2つ張られており、テント内の気圧を下げることで外部に感染源を漏らさないそうだ。

テントの脇に椅子が8個間隔をあけて置かれ、氏名を呼ばれる順番を待つ。

蓋付きの太めの試験管のような容器を渡され、唾液を2〜3cc入れ提出する。これで終了。検査の前30分は飲食禁止だ。

陽性の場合は後日連絡があり、陰性の場合は連絡無しなので、入院の準備をして当日来院せよとのこと。

3日経っても連絡無しなので陰性だったようだ。

 

 

※ シルバー人材センターから頼んでおいた松の剪定に来てくれた。

シルバーさんも入院する仲間が出たりで、人手と人材不足の状態だという。

雨の予報だったが晴天だ。体が動けば山のように仕事があるのだが・・・。

 

 

 

 

辺見庸ブログ

辺見庸のブログを時々覗いている。

ヴァージニア・ウルフ(1882〜1941)の最後が書かれてあった。

自分の頭がおかしくなっているのがわかります。」

彼女は周期的な気分の変化や神経症状に悩まされていたが、ついにコートのポケットに石を詰め込み入水自殺した。

自分の脳が壊れていく感覚、それは今の私にも少しわかる。

自分が認知機能の衰えを自覚し始める。できないことが増えていく。

 

正常圧水頭症は65歳以上の有病率が、10万人あたり250人と推定され、認知症患者全体の5%を占めているという。

 

 

※ 近頃、前川喜平小川淳也You Tubeを見るのも楽しい。

 

 

 

入院決定までを振り返る。

※ 4月頃からフラフラ感の原因を探るために、肺MAC症と抗がん剤の薬を交互にやめてみたり、脳神経内科MRIを撮ったりしたが特に異常は見つからず、その後は老化と捉えるしかないと諦めていた。

ところがそのうち歩行が止まらなくなる(突進歩行)症状が出始めたり、8月22日には近くの散歩先から全く歩けなくなり夫に迎えにきてもらうということがあった。

今年2月から家の近くを一周し戻る2kmの散歩をほぼ毎日続けていた(雨の日も)が、9月に癌と肺MAC症のその後を診てもらっている呼吸器外科のドクターに再度尋常でない症状を訴え、再び脳神経内科のベテラン医師を紹介してもらった。

その結果9月22日に正常圧水頭症の診断が下り、今回の入院となった。

自分の体の異常の原因が分からないのはとても不安で、特にそれが老化と区別がつかない場合は途方にくれる。

このような経過を経て、明後日PCR検査を受け、18日に入院となる。

パンデミック下の入院は平時よりも配慮すべきことがいろいろある。

 

 

 

※ 今日は久しぶりの雨、降り出す前に長男の駐車場の草刈りをした。

ケツメイシの種取りが終わってないので、シートを被せた。

認知症の進行を緩慢にするためにも今回の入院を待ち望んでいる。

 

 

 

 

 

 

新しいうどん屋

※ 寒川自動車学校の近くにあった居酒屋がコロナ禍で閉店したあと、先月中旬新しいうどん屋「こがね製麺所」がオープンした。

私は知らなかったのだが、連れ合いが行ってみようというので、昨日初めて訪れた。

出汁も麺も合格点で値段も手頃だ。揚げ物もたくさんあり、夕飯のおかずに買って帰る。

蓮根の天ぷら、とり天、アジフライなど。これに青物野菜としてかぶらのもみ漬けを添える。

蕪の間引き菜のもみづけは抜群に美味しい。大根のそれに勝る。

2日間続けて通った。

 

 

※ 収穫したケツメイシの種取りがなかなか終わらない。さつまいもも掘らないといけないがそこまで手が回らない。落花生も少し収穫しただけでネットを被せたままだ。

焦っても体が動かないのだから仕方がない。

これらは退院してからになるだろう。

外では杖をつき、家の中では伝い歩きをしている。

先日歯医者に行った時受付の女性に、「腰が悪いのですか」と聞かれたが、「いえ、脳が故障しているんです」と答えた。

 

正常圧水頭症の代表的症状は3つあり、歩行障害、認知症、尿漏れだ。

いずれも進行しているのが自分でもわかるので、髄液の抜き取りが待ち遠しい。

これをしたからといって100%治る保証はないが、ある程度は改善されると症例にある。

 

 

※ 長尾のNさんが自転車に乗ってドクダミ、焙煎したケツメイシ、季節の花、三次のピオーネなど届けてくれる。彼女は77歳、今年の正月だったか車の運転をやめ、以来自転車を利用している。それにしても長尾から我が家まで自転車で来るのは体力のいることだ。

 

 

 

 

芋茎

※ お向かいのおばちゃんが、道の駅長尾に芋茎の下処理をしたのを1パック200円で売っているよと教えてくれた。

夫に買いに行ってもらったが、ちょうど今シーズンのは終わったところとのこと。

酢味噌和えで食べる人が多いようだが、私は油揚げと薄味で煮た物も好きだ。出回る期間が短いので、よほど注意していないと手に入らない。

 

夫はおはぎとちらし寿司と巻寿司を昼ごはん用に買ってきた。甘党なので、おはぎはおやつ用なのだろう。

ありあわせの野菜を入れて味噌汁を作り、昼ごはんを終えた。

午後はケツメイシがだいぶ茶色くなってきたので、少し種を取った。

いりごまを作る小さな焙烙があるので、それで焙煎して1リットルほど煮出してみよう。

 

 

「ケツメイシ」の収穫

※ 連れ合いがケツメイシを収穫した。

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この細長い鞘の中に黒い小さな種が入っており、それを取り出し煎じて飲む。

全てが黒くなるまで放っておいて、踏みつけて種を出すというのだが、初めて作ってみたのでどうなることやら。

全部で11株あったそうな。一度に煎じる量は大さじ2程度だが、これで来年ドクダミがで始めるまでもつのかどうか想像もつかない。

 

 

※ 二男はいつものメンバー3人で金剛山大日岳へ。

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いつもと違うルートで登ったそうで、沢沿いの道は倒木が多かったようだが、山歩きには最高の天候だったので気持ちよく登れた様子。

 

 

 

※ 今日の毎日新聞澤地久枝を特集していた。

先月91歳を迎えたというが、彼女が59歳の時香川県生協(現コープかがわ)で講演会を企画した。32年前になる。なぜその年齢を記憶しているかといえば、話の中で「来年は還暦」という言葉が出てきたから。

当時私は運営委員会の文教委員に属していて、住井すゑ澤地久枝を推した。

住井は高齢を配慮したのか澤地に決まった。

当日は盛況だった。

澤地の本を読みはじめたのは山﨑朋子の「サンダカン8番娼館」を読んだ少し後だった気がする。読書の喜びを教えてもらった作家の一人だ。

2004年に呼びかけ人の一人となった「九条の会」は、存命者が澤地と大江健三郎(86)だけになり、大江は健康上の理由で2016年を最後に公の場に姿を見せていないという。

 

これを取材したのは沢田石洋史氏。良い取材をしてくれた。