映画「ヒトラーの忘れもの」

★ 3/14に観た映画。

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1945年5月、デンマーク西海岸が舞台。
ドイツ軍が埋めた200万個の地雷を、捕虜となった15歳から18歳の11名のドイツ人少年兵に、除去が命じられる。
彼らを直接指揮するのは、彼らの父親世代のデンマーク人軍曹。
その軍曹に命じる上官は、軍曹よりはるかに若い青年尉官。

写真の少年の手元にあるのが地雷で、私も第二次大戦時の地雷はこういうものだったのかと初めて知った。
少年たちも地雷を見るのも触るのも初めてで、作業にかかる前に小屋の中で一人ずつ時間を計られ、時間内に信管を抜く練習をする。
ねじ式の蓋を外し、信管を抜く。
手が震え、その練習の段階で爆死する少年もいる。

軍曹と彼が大切にしている犬には十分な食事が与えられるが、作業する少年たちはなかなか食事にありつけない。
空腹に耐えられず、民家のネズミの糞だらけの家畜のえさを食べるが、激しく嘔吐し体調を崩していく。
砂浜に腹ばいになり、棒を突き刺しては地雷の位置を確認し、取り出し蓋を開け信管を抜く。

泣いているのに笑っていると殴られ、宿舎の近くを通りかかったデンマーク兵に頭から小便を掛けられる。
地雷除去の作業で一人また一人と吹き飛ばされていく。最後には4人しか残っていない。

一定期間が過ぎ、作業の交代となるが、青年尉官はこの4人に引き続き交代要員への指導をさせろと作業現場に戻そうとする。
任務をやり遂げたらドイツに帰すと、4人に約束した軍曹は途中で4人を下ろし、ドイツの方角を教える。これがラストシーンだ。
上官の命に背いた軍曹の運命は容易に想像がつくが、ラストはこれ以外にはありえない。

双子の兄弟の一方が爆死し、他方の少年は精神を病み生きる意志を無くしていく。
まだ除去していないエリアに紛れ込んだ少女を救い、彼は自ら地雷を踏んで果てる。

戦争とは何か?
この作品からも多くを学んだ。


★ 今日の夕飯 ――納豆丼----
毎日新聞に、料理研究家河津幸子さんの料理が掲載されている。
身近な材料で簡単にできるものが多いので、よく利用させてもらっている。

《主な材料》 2人分
納豆2パック、 ベーコン4枚、 チーズ30g、 しょうゆ大2、 みりん大、 青ネギ、 溶きカラシ大1、 ご飯2杯、 たくあん4枚

《作り方》
①ベーコンはざく切り、チーズはさいの目、たくあんは細かく刻む。 納豆にしょうゆの半量を入れてよく混ぜる。
②フライパンにベーコンを入れ、脂が出るまで中火でじっくり加熱する。 納豆を加えて炒め、全体がなじんだらチーズを加えて溶かし、残りのしょうゆ、みりん、カラシ、たくあんを加えてサッと混ぜ合わせる。
③ご飯に②と小口切りのネギをのせ、好みでカラシを添える。