※ 明け方夢を見た。
ーー飼っていた亀が自らの死期を悟り、甲羅を脱ぎ、仰向け状態で死場所の土の上でピクッと動いている。甲羅は頭や四肢が出る穴の開いた状態で残されていた。ーー

夢だから、亀が甲羅を脱いだり、その状態で動くという全くおかしなことが、夢を見ている間は変だと思わないのだ。

なぜこんなおかしな夢を見たのかと考えた。
その一つは「シェイプ・オブ・ウオーター」という最近観た映画で、異形の生物の姿を見たこと。
その生き物の頭が亀に似ていると思ったことだ。
他の一つは、最近死の受け入れかたについて考えていたことがある。

昨年6月の毎日新聞投書欄に、81歳の女性でーー無駄な治療せず「自然死」望むーーと題された文章が掲載されていた。30年前に94歳で亡くなった母のことを書いていた。
老衰で食欲がなくなり、寝床の近くに置いた便器まで這っていく途中で失禁した。母はその日から、天井の一角を見つめ、耳は確かなのに言葉を発しなくなり、吸い飲みの水も口を固く閉じて拒んだ。投稿者は母の覚悟がわかり、このまま自然に…と願ったが、末っ子である彼女の思いは通らず、慌てた長姉がお母さんを入院させた。その後の10日間は足の甲に点滴の針、鼻には酸素吸入の管、果ては心臓マッサージと、死に顔は苦痛に歪んでいた。
投稿者は忍従の生涯を全うしたお母さんの唯一のわがままをかなえてやれず、悔いが残ったと書く。
自分もお母さんのように自然死を望むと書いている。

自然死の場合はある程度自分で死期を決められるように思う。
私も自分で用足しできなくなるのはその目安かなと思っている。

こんなことを考えていたので、今朝のような夢となったのだろう。


※ 草抜きを始めて今日で5日目、さて何日かかることやら…。

夕飯は三色丼、子供達がいた頃はしばしば登場したメニューだが、手抜きしたいときは重宝する。