「へんな子じゃないもん」(ノーマ・フィールド著)

☆ ノーマ・フィールドはアメリカ人の父と日本人の母の間に1947年東京に生まれた。
現在はシカゴ大学教授で、専攻は日本文学・日本文化。
 
ノーマの母は三姉妹の長女、祖母は五人妹弟の長女で、7歳のとき父母が離婚してからは祖母の家で少女期を過ごす。
あとがきに、一庶民の家庭の戦後史を描く中で、それらが社会と歴史の流れにどのように影響しているのか探ってみたかったとある。
祖父母の死後、親しかった叔母たちとの遺産相続をめぐる亀裂なども織り込まれている。
 
石垣りん(1920~2004)、松井やより(1934~2002)の名も見える。
 
ノーマの最新の仕事は小林多喜二の研究だ。
 
 
☆ 梅雨明けを思わせるような雷雨があった。