Spain 5
★ ロマ(ジプシー)について。
コルドバのローマ橋を渡ってすぐのところに、ロマの女性が赤ん坊を抱いて物乞いしていた。
幾人か見かけたが、全て赤子を連れた女性であり、このパターンに例外はないようだった。
カンボジアの観光地にも必ず物乞いがいたが、この時は少女が多かった。
メスキータ周辺で20分ほどの自由時間があり、集合場所に戻るとき、娘と次男がロマ女性に草を握らせられ、占いをしてお金を要求させられそうになった。
時間がないと振り切って離れたが、少なくともコルドバでのロマ人の印象はよくなかった。
★ グアダルキビール川に架かるローマ橋。
現在のものは16cのものだが、基本的にはローマ時代のままなので、2千年の歴史を刻んでいる。
右端に見えるのは『カラホラの塔』といわれるイスラム時代の砦。
内部は歴史博物館になっているようだが、入っていない。
橋の向こう側にみえるのが、メスキータと言われるイスラム教寺院で、レコンキスタで16cキリスト教による大改築を許可したカルロス1世は後に初めてメスキータを見て、『このようなものだとは知らなかった。知っていれば決して手を付けるようなことはさせなかった。お前たちは世界のどこにでもあるようなものを造るために、どこにもないものを壊した』と嘆いたという。
内部は先日の『世界ふしぎ発見』でも紹介されていた。