「川田一一と千田豊実の絵画展」

☆ さぬき市合併10周年記念事業の一つである絵画展に出かけた。
 
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ほんの1時間ほど前に帰宅した次男と昼食を済ませ、会場に向かった。
場所は寒川町の 『21世紀館さんがわ』 で、1:00から舞鶴引き上げ記念館の語り部による講和があるとのことで、急いで出かけた。
 
今回の催しで初めて知ったが、川田一一(かずいち)はさぬき市生まれのシベリア抑留体験者で、昭和24年10月に舞鶴に引き上げてきた。 1925年生まれだが、70歳から抑留体験を描き始め、昨秋死去。
田豊実は川田一一の孫にあたる。
 
田川市石炭・歴史博物館の山本作兵衛の絵画を見たときと同様に、過酷な労働や体験をした人が、自らの経験を世に残そうと筆をとる。
いわゆる芸術家の絵画とは異なる訴えようとする気迫と伝えたいものを感じる。
 
舞鶴からの語り部の方は70歳くらいか、3時間車をとばしてやってきたという。
50分ほどの説明だったが、かなりのエネルギーが必要だろう。
 
この絵画展には 『中島厚』 という丸亀在住の旅行家のロシア・シベリアへのバイクツーリング写真も展示されており、サハリンを写したものも何枚かあり懐かしく拝見した。
 
 
☆ 先々週に続く次男の帰省だが、亡くなった友人を親しかった3人で明日弔問に行くことで、気持ちの整理がつくことだろう。