高知刑務所参観

★ 昨日高知刑務所の参観に出かけた。

イメージ 1 高知は子どもたちが幼い頃(高速がまだ南国までしか開通してなかった)、日曜市や高知城など見学に来て以来だった。

私たち5名の参観に対して、案内の刑務官も同数で、これまでの他の刑務所見学よりも案内刑務官の割合が多かった。

私の近くを歩いていた刑務官にこちらでの勤務期間はどれくらいかと尋ねたら、自分は管理職なのでだいたい2~3年の任期で転勤しているとの答えだった。
階級章を見てもその階級を知らないのでわからないが、帰宅して調べてみると、看守長以上の矯正副長・矯正長・矯正監などが管理職となるそうだ。
階級は看守から始まり9段階もある。

高知刑務所が他の刑務所と特に違ったところなどはない。
ここの受刑者の最高齢は81歳で、刑務所も娑婆同様高齢者問題が深刻だ。

参観が終わり、説明会場に戻ったとき、とんだことになっていることに気づいた。
私が座っていた椅子の足元の床に、黒い汚れがたくさん付いていた。
履いている靴の裏を見ると、底が劣化しぼろぼろになっていたのだ。
ヘンゼルがパンくずを落としていったように、参観の間中靴底の劣化ゴムを落としながら歩いたわけだ。
平生ジーンズなどで過ごすことが多いが、刑務所参観にはまずいとスカートをはいたので、普段履いておらず、買ったまま靴箱に眠っていた靴を履いたのだ。
運がよかったのは、こんなことになったのが刑務所だったことで、大抵の刑務所では受刑者が作った靴を販売している。

イメージ 2
これがそこで買った靴。 ¥4250也。
NAGANOの前にロゴがある。 これは「矯正協会刑務作業協力事業」の英語の頭文字を取った「CAPIC」を組み合わせた商標マークとのこと。 CAPIC製品と言われている。

高知刑務所の皆様、床を汚してご迷惑をおかけしました。
長い間使ってなかった靴を履くときはくれぐれも気をつけなければと反省しました。