野見山暁治著「とこしえのお嬢さんー記憶のなかの人ー」平凡社

※ 庭仕事の合間に本を読む。
これは先日読んだ「みんな忘れたー記憶の中の人ー」に先立つ作品だが、とにかく面白い。
下ネタ満載なのにちっともいやらしさがない。嘘のない人なのだ。
特に川上宗薫の項は傑作だ。そういうのもあるかと思えば、しみじみした項もある。



※ ホームセンタへいき、混合ガソリン、のこぎりの替刃、大根の種を買う。
東に植えてあるカシの木とヤツデを剪定したが、のこの切れ味が悪いことに気づいた。

屋敷下の1反ほどの田を夫は管理しかねている。
ここ数日は草刈り機を使っているが、この広さをし終えるのに何日もかかっている。
1/10ほどは野菜と果樹を植えている。
草に埋もれた野菜畑の中に、ひねたナスを見つけた。
汚らしいところをのけ、皮もすべて剥き、適当なサイズに切り、茹で、芥子酢味噌で和えた。
畑にあった状態からは想像できないほど美味だった。
丹精込めれば見かけも綺麗に育つだろうが、私は野菜にまで手が回らない。


※ 昨日、取り付けてもらったばかりのドライブレコーダーの説明書を車の中で見ていると、89歳のSさんが歩いてやってきた。
そうめんと袋菓子をさげ、40分は優にかかるだろう距離を歩いてきたのだ。
庭のスダチをお返しに摘み、車で送った。
彼女とは以前は里山歩きを楽しんでいたが、今はたまにランチに誘うくらいになっている。