石川文洋氏2度目の徒歩の旅達成

※ 2度目の旅は2018年7月9日に宗谷岬を出発し、19年6月8日那覇に到着した。11ヶ月を要しているが、81歳の高齢でもあるし心臓に不安も抱え、おそらく途中で死んでもいいという覚悟の旅だったと思われる。
1度目は2003年65歳での旅で、私は2006年に彼の旅の記録を読み、自分もやってみたいと思った。

私の計画は1年に2週間ずつ10年かけて縦断するというものだった。
出発は2007年6月で、最後の沖縄縦断を終えたのは2016年3月で計画通り10年かかった。
この10年間は徒歩の旅を中心にまわっており、日々のウオーキングや山歩きもそのためのトレーニングの意味合いが大きかった。

文洋さんは15年後に再度の挑戦を成し遂げたわけだが、私は大きな事故もなく自分が旅を終えられたことが奇跡のように思え、再挑戦など考えられないし、すでに気力も体力もない。
ベトナムの戦場を知っている人の強さ・逞しさだろうか。

・2週間のうちの10日間が雨の年もあった。
・歩道のない古いトンネルでは、前後に付けたライトで自分の位置を知らせ立ち停まり、車の通過を待つ。
・野良犬か放し飼いの犬か、数匹の犬に付きまとわれたこともある。
・予定していた宿が廃業していることもあった。
・腰と膝につけていたサポーターで血行障害を起こし、脚が腫れ痛みが出たこともある。
・私の左足親指の爪は上向きに生えており、毎年旅の途中から変色し始め6ヶ月くらいすると、新しい爪に生え変わる。

書いていると色々思い出すことがあるが、完遂できたことはやはり多くの幸運が重なった結果だ。


※ 次回の医大検査は15日後なのでしばらく空く。