2014.03.14
特に被害はないと聞き一安心。
新聞を取りに行き、一面に『原発ゼロ 夏にも解消』とあり、冗談じゃないだろと口に出る。
再稼働に向けた優先審査の一位は川内で、伊方は二番目とある。
それによると、メルトダウンした原子炉内部の状態はいまだに不明だ。
原発近くの森は切り開かれ、汚染水を貯蔵するタンクで埋め尽くされようとしている。
その量は2014.2現在40万立方メートルを超え、タンクから汚染水が漏れ出す事故も起きつつある。
にもかかわらず福島の1~3号機はそのデブリの様子すら確認できていないのだ。
今は事故時唯一稼働してなかった4号機の核燃料集合体を、共用プールに移動させる作業が行われているそうだ。
ガラス固化体1本の放射能が、原料である天然のウラン鉱石と同レベルまで下がるのに数万年かかるという。
湯を沸かし、水蒸気を発生させ、タービンを回すという発電に、これほど気の遠くなるほど手に余る原子力を使う必要はない。