京都にて

★ 東京で開かれていた春画展の京都への巡回を、楽しみにしていた。
小さな美術館はたくさんの人が鑑賞していた。
行列はなかなか進んでいかないので、まずは肩越しにざっと眺め、二度目にじっくりと見た。

江戸時代の肉筆・版画を合わせて100ほどの作品があった。
人々はセックスを、食事したり、たばこを吸ったり、釣りをするような感覚で行い、他人が見ていようが、あるいはこどもをあやしながら、オープンでおおらかに楽しんでいるように見えた。

性器が極端にデフォルメされていたり、春画が笑い絵と呼ばれていたのもうなずける。

細見美術館を後にし、散策に出かけた。

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仁王門通りから西を眺める。琵琶湖疎水の向こうに平安神宮の赤い鳥居が見える。


南禅寺を通り抜け、哲学の道を歩く。

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網代編みの素敵な門の屋根裏を見つけた。

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京都大学まで歩いてきた。卒業式のようで、着飾った卒業生たちは晴れやかだった。
この日は17kmも歩いていた。