石鎚山(さぬき市198m)

★ 定例登山でさぬき市の石鎚山へ。

イメージ 1 この山も定例登山では2度目。
造田乙井の霊芝寺に登山口がある。

霊芝寺は水戸光圀の長男頼常の墓があることで有名かもしれない。
水戸徳川家初代藩主であり光圀の父頼房は、自分が尾張紀伊各藩主である兄たちより早く男子をもうけたことを憚って、長男の頼重でなく三男の光圀を水戸藩主に立てた。
そこで頼重は高松藩の初代藩主となる。
水戸藩は35万石、高松藩は12万石で水戸藩の1/3だ。
光圀はそれを気にして、兄頼重の長男綱方を養子に迎え、自身の子頼常を兄頼重の養子とした。
よって頼常は高松藩2代藩主となる。
高松松平家の宗旨は浄土宗で、菩提寺墓所は仏生山の法然寺にある。
頼常は水戸家の出身であるため、祖父頼房・父光圀に倣い、儒教方式でこの地に葬るよう遺命したそうだ。

残念ながら墓所の入り口は南京錠がかけられ入ることができない。

下山中、3歳になったばかりだという女の子が父親に連れられ登っていた。
お尻が少し膨らんでいるので、まだオムツをしているのだろう。

今日の天気予報は9時から40%の確率で雨で、1時間ごとに確率は上がっていた。
延期にしようと、Sさんに電話を入れたが出ない。
Kさんと相談して、カッパを入れてとにかく出発してみようということになった。
下山後「溜」といううどん屋さんでしっぽくうどんを食べ、買い物を済ませて帰宅すると雨になった。
Sさんと連絡が取れなかったことで、結果的に予定通り集合し、降られずに登山ができた。

Sさんは今年88歳、Kさんは80歳、今後は家族も心配しているだろうし、欲張らず近くのこれまで登った山を歩こうと思っている。