「風の散歩道」愛媛新聞サービスセンター刊

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文 大早直美…わたしと同世代で松山在住、創風社出版創業者。 
写真 武田直…団塊世代の写真家。

⭐ 愛媛県に興味がある人には嬉しい本だ。
県内の48スポットが、写真と文章の見開きページで紹介されている。
表紙写真は南宇和郡愛南町外泊、1972年素九鬼子著「旅の重さ」が筑摩書房から出版され、同年斎藤耕一監督 高橋洋子主演で映画も公開され、ロケ地に使われた場所だ。
残念ながらわたしは当時小説も映画も全く知らず、高橋洋子については2年後の1974年熊井啓監督「サンダカン八番娼館望郷」で知った。

70年代前半わたしは松山に住んでいたが、48箇所のうち当時訪れたことがあるのは梅津寺パークのみで、今松山に暮らす長男と宇和島市遊子水荷浦の段畑などを訪れたのはごく最近のことだ。
この本は、これからの愛媛散策の大切なガイドブックになるだろう。
本当にどの場所も旅情をそそられる。