新聞の切り抜き

⭐ 台風5号の影響は玄関付近の雨漏りと、オリーブの木が倒れたことだった。
雨漏りについては昨年屋根の葺き替え工事をしたばかりだし、施工した工務店に連絡したらすぐに見に来た。
後日屋根裏に上がって調べるそうだ。
オリーブの木についてはこれまでにも何度か強風の度に倒れていたので、下の田に移動することにし、夫が枝を落とし植え替えした。
オリーブは実をつけてもその後の処理が私の仕事になるので、私はどうでもいいと思っている。
何年か前、気がついたら庭に植えられていた。私は正直、またこんなものを植えて…と思った。
そんな私の気持ちを知ってか、この木はよく倒れる。
愛されてないが故の自殺行為?


⭐ 気になる記事があったら新聞を切り抜くので、部屋中切り抜きが散らばっている。
整理下手なので、あまりたまると捨てねばと思うが、その時また読んでしまい、なかなか片付かない。
今回は、2016.10.12付ーー日本人に求められる「敗北力」ーーより【大井浩一】
2015年に亡くなった鶴見俊輔氏の遺著『敗北力』(編集グループSURE)に、明治以降の日本人は次第に負け方を見失っていった、とある。
ーー「負けなかった」にすぎない日露戦争を「勝ったことにした」。さらに第二次大戦後も「敗北力」を取り戻せなかった証拠に、「日本は大国である」という自己意識は変わらなかった。…戦争末期に二つの原爆を落とされたことも日本人はきちんと受け止めていない。…2011年の原子炉事故に対しても、日本人はどれほどの敗北力をもって対することができるのか。
「自己責任の回避」と「敗北力の喪失」、どれほどの深刻な事態も、その受け止め方があいまいなのでは、真の意味で教訓を得ることはできない。ーー

幼い頃、地球儀の日本は小さかった。長ずるにつれ、大国日本と言われても???なんだかなあ。
ただ海外から日本に戻り、空港から帰路につくとき、その社会資本の巨大さにはいつも圧倒される。
私は特に先進国以外のところに行くことが多いので、特にそう思うのだろうが、この社会資本を日本はいつまで維持できるのだろうと想像する。
この空港はいつまで? この橋はいつまで? 
人口減少は政府の試算よりも早く進んでいるのではないだろうか。
私の住む自治会も来年度は小学生がいなくなるそうだ。