映画「1987、ある闘いの真実」ソレイユ4F

※ 昨日鑑賞。1980年の光州事件を描いた「タクシー運転手」に続いて、1987年の民主化闘争を描いたこの作品。
昨日は帰宅してからもずっと、この作品が頭を巡っていた。

ソウル大の学生が警察の拷問中死亡する。その事実を闇に葬ろうとする国家権力に対し、アウトローの検事、刑務所看守、学生、普通のおばさんたちが不正と闘う。
この史実を心に刻む韓国の人々は現在50歳代、日本は韓国の勢いにかなわないのも当然といえる。

片や日本は来年の天皇代替わり儀式の前に、あたふたとオーム事件の首謀者とされる人たちを国家権力で葬った。真実は永遠に闇の中に。オーム事件とは何だったのか?その顛末を明らかにすることは国家権力にとって都合の悪いことなのだろう。

今朝見たワールドニュースで、ロシアの若い人々の中にはシベリア出兵を知らない人が多いという。
30年前の韓国民主化闘争も100年経てばそうなるのか?



※ 夫が8年前に作った入れ歯の調子が悪いと歯医者へ行った。
歯医者へ行くのもおそらく8年ぶりだろう。
下に3本残っていた自分の歯のうち、1本を抜き入れ歯を作り変えるようだ。
70歳になっているので、医療費は2割負担になっている。