再び松山十円手相のおじいさんについて
※ 「十円易者村上桂山・風狂の路上人生」田中修司著 アトラス出版
・村上桂山
・1905年2月25日 山口県熊毛郡平生町佐賀に生まれる。1976年11月18日松山にて死去。享年71歳。
・元黄檗宗の禅僧、京都宇治の大本山萬福寺で3年半修行し、その後萩・鳥取・姫路・朝鮮京城などを遍歴し、1939年松山で街頭易を始めた。1953年頃から見料は十円に定着、十円易者となった。松山在住期間は38年。
・松山市三番町2丁目(大街道から東へ100m)の歩道に「桂山地蔵」が建てられている。
今度松山へ行ったらお参りしたい。
※ 車庫の片付けで学生時代の1972年に使っていた出納帳が出てきた。
風呂40円、ラーメン120円、カレー180円、うどん40円、ハガキ38円、電車30円などとある。
この出納帳に米穀通帳が挟んであった。農林省が発行したもので、松山市長印が押されている。戦後30年近くたっても配給思想がしっかりあったわけだ。
一度も使った記憶はないが、なんとこの通帳は1981年6月の食管法改正まで発行されていた。