イラガの幼虫

※ 早朝5時前、太極拳をしようと庭に下りたが、シャッターも開けておこうと車庫へ。
歳を取ると目についたことが次々気になり、はじめ何をやりたかったのか忘れてしまうこともある。

シャッタを開けたら畑へ降りて行き、ブルーベリーがたくさん色づいているのが目に留まった。
カゴを片手に実を採っていると右手首にチクっと痛みが走った。
イラガの幼虫がいたのだ。
全てをそのままにし、すぐにリンデロン軟膏を付けようと家に入った。

長袖シャツと作業手袋との隙間をやられたのだ。
箸を用意し、1匹ずつ挟み、地面に置いては靴底で踏み潰していく。
カラスに奪われないようにネットをかけてあるので、実を採るのも幼虫を箸でつまむのも作業がしにくい。
また同じことにならないよう、先に幼虫退治に集中した。
私の背丈ほどの木だが、幼虫は40匹ほどもいた。
20までは数えたが、以後は面倒になったので、数えるのをやめた。
幼虫は葉の裏にいることが多く、あちこちから透かして見たりして探すのだが、逆光になると見えにくい。
もういいだろうと、実の収穫に移り、反対側にある実を手を伸ばして取ろうとしたところ、右乳房に痛みが走った。
長袖長ズボンに手袋もしてあるが、暑いので上は素肌に木綿のシャツ一枚で作業していた。
私の垂れた右乳房の上部が、シャツを通り越して幼虫の背中のトゲトゲに触れたのだ。
また中断し、薬を付けに。
この作業は結局1時間半かかり、太極拳をするには日が昇りすぎてしまった。

昼ごはんのそうめんを食べている時、口の周りと両手に痺れた感覚があった。
イラガの跡は腫れているが、私は過敏症なので、アレルギー反応が生じたようだ。