2014-01-01から1年間の記事一覧

「チムール」川崎淳之助著 朝日選書

★ 昨年ウズベキスタンに行ってから、書架のこの本を読まねばと思っていた。 1977年発行だから古いのだが。 のっけから驚いてぐんぐん読めた。 というのは、シェイクスピアの「ハムレット」、「マクベス」、「リア王」などの作品の方向を決定づけたのが、チム…

「バカボンのパパと読む老子」 ドリアン助川著

★ 「老子」とあると、気になり手に取ってみる。 ドリアン助川は東洋哲学科出身の52歳、明川哲也というペンネームも持つ。 老子81章を一つずつ原文、読み下し文、筆者の日本語訳、バカボンのパパ語訳と4段階に説明されている。 難しい漢語の説明も入って…

高松三谷「日山」へ

★ 今月の定例登山下見に「日山」を選んだ。 いつも比較的マイナーな山が多いので、たまには登山者が多い山もということで。 朝7時過ぎに家を出たら、ちょうど登校時間と重なり、押しボタン信号が次々と赤になり、登山口に着くまで時間がかかった。 今月後半…

「はじめての構造主義」橋爪大三郎著 講談社現代新書

★ 何年前だったか娘が置いていた本。 橋爪の写真がとても若い。 読み止しにしたままにしておいたが、新書なので旅のリュックに入れて置いた。 帰りの新幹線とマリンライナーで読み終えた。 わたしの「構造主義」の理解は24pに凝縮されている。 ――西欧近代は…

旅の写真

佐賀から武雄に向かう日、小学生の登校風景。 香川の制服よりやはりいい。 安い散髪屋さん。 字が小さいが左の年中無休の上には丸刈り490円とある。 利用組合に入らない自由化は利用者にとって歓迎だ。 カメの日光浴。 たくさんいた。 34kmを歩いた日、全…

2014歩き旅

★ 昨日夕方帰宅した。 小倉~芦屋~津屋崎~博多~二日市~久留米~佐賀~武雄~東彼杵~諫早~国見~島原~熊本のルート。 延べ309kmを歩いた。国見からは右足首を痛めた。 疲れがあるので、体調が戻るには数日かかりそうだ。 写真の整理もできてないが懐…

2014.4.7

★ 10日から旅に出るので、ブログは月末近くまでお休みだ。 花粉症の薬も間もなく切れるので、病院へ取りに行っておかねば。 今日から平年に戻るとの予報だったが寒い。 昨日の日曜日はとても寒く風もあったが、ウォーキングコースには花見客が多かった。 …

2014.4.5

★ 新聞を読んだあと、ウォーキングに行き、帰りにスーパーマーケットを2ヵ所、ドラッグストア1ヶ所で買い物をして帰宅したらちょうど12時で、急いで昼食の準備をした。 インスタントラーメンに、豚肉とキャベツの炒め物、モヤシをたっぷり載せた。 午前…

2014.4.3

★ 次男のお古のジーンズを私のサイズに裾上げした。ウエストが大丈夫だったので。 その前は娘のお古のジャージを裾上げした。こちらはゴムのウエストなのでもちろん大丈夫。 こんな風に子供たちのおさがりのズボンがたくさんできて、もう履ききれないくらい…

2014.3.31

★ 昨日の新聞に「イオンが格安スマホ」の見出しがあった。 読んでみると、このスマホは端末代金が3万4080円でこれを24か月の分割払いにして月額1420円。通話基本料と使い放題のネット接続料、SIMカードがセットで月額1560円。これに30秒あ…

2014.3.28

★ ここ2年半ほど会っていない知人の娘さん(31歳)が、心筋梗塞で亡くなったという。 惨いことが多すぎる。 福島の自殺者は2011.6~2014.2までの2年8か月で52名にもなっている。 こういう事実を政府もマスコミも出さない。 あらゆる生活基盤を奪われ、目…

2014.3.26

★ 詩人若松丈太郎がチェルノブイリ事故(1986)の8年後、「神隠しされた町」という詩を発表した。 ―― 神隠しされた町 ―― 若松丈太郎 1994 4万5千の人びとが2時間のあいだに消えた サッカーゲームが終わって競技場から立ち去ったのではない 人びとの暮らし…

2014.3.19

★ 本日の日経新聞「大機小機」を読んで驚いた。 内容にではなく、日経がそれを掲載したことに驚いたのだ。 日経新聞は金持ちだけしか相手にしませんという姿勢がはっきりしている。 朝日新聞のように貧乏人の味方のふりをして、金持ちの味方をしている新聞よ…

2014.3.17

★ 現在は43戸が暮らす農村地域に住んでいる。 これまでは戸数を5つの班に分けていたが、住人がいない家が増え、維持できない班もうまれ、新年度から4つの班になる。 この43戸は自治会と呼ばれ、行政組織の末端をになっているが、文字通り自治的なことはなに…

2014.03.14

★ 未明の地震の震源地が気になり、起きてすぐネットで確認後、7時を過ぎるのを待って松山に暮らす長男に電話した。 特に被害はないと聞き一安心。 新聞を取りに行き、一面に『原発ゼロ 夏にも解消』とあり、冗談じゃないだろと口に出る。 再稼働に向けた優…

2014.3.12付日経新聞より

★ 一面の「春秋」欄に、以下の記述があった。 ――二項対立の議論(原発ゼロか新設か)は歩み寄ることなく続くが、日本のエネルギー事情と、事故が招いた残酷と、2つの現実をともに見据えて道を探すほかあるまい。―― 原発がエネルギー確保のためと言う発言は日本…

映画「小さいおうち」

★ 82歳の山田洋次がどんな作品を作るのかに興味があり、映画館に出かけた。 内容についてはほとんど下調べもしなかった。 82歳の彼が、今どんなことを考え、何に危機感をもっているのか、よくわかった。 そしてわたしも同感する。 儲けだけを追求し、オ…

The funeral

★ 告別式に参列した。 棺の中の彼女の表情が別人のようにやつれ、うっすら目と口を開けたその表情が臨終の苦しさを想像させ、哀しかった。 喪主である故人の夫の挨拶は悲しみをこらえながら訥々としたもので、心に沁みた。 幼い故人の孫が、泣きながら出棺の…

Death of my friend

★ 大腸癌を患っていた友人が逝った。 意識のある彼女に会ったのはちょうど3週間前の2/6で、その後2度とも会いに行っても痛み止めで意識がなかった。 ★ 歯科検診日だったが、むのたけじ、澤地久枝、奥平康弘、大江健三郎、アーサー・ビナードらの講演をYo…

映画「ハンナ・アーレント」

★ この作品は2012年ドイツ・ルクセンブルク・フランス合作映画で、マルガレーテ・フォン・トロッタ監督、バルバラ・スコヴァ主演。 ハンナ・アーレント(1906~1975)はドイツ出身のアメリカの哲学者で、シモーヌ・ヴェイユと同時代の人。 映画はナチスの親衛…

五瀬山 (さぬき市 243m)

★ 定例登山で五瀬山へ登った。 一名は急きょ葬式ができ欠席となり、三人で行った。 天気が良く、登山口にすでに一台の車があり、山頂近くで下りてくるおじいさんに会った。 近くに住んでいるが、一度この山に登ってみたくて来たという81歳の老人。 初めて…

I went to the hospital to meet my friend.

★ 庭の梅のまだつぼみは堅そうだが、一枝病室に届けた。 前回同様、たぶん強力な痛み止め薬で、眠っていた。 彼女の夫の両親が付き添っている。 下半身にかけられたタオルケットの隙間から覗いている脚を見て、こんなに細くなっているのかと驚いた。 顔・首…

To Matsuyama

★ 14日に松山へ行く予定だったが、雪の予報を得たので、急きょ一日早め13日に出発した。 今回は久しぶりに車で行くので、できるだけコンディションをよくしたかった。 早めにマンション近くの駐車場を手配し、数日借りた。 西条を過ぎた辺りから、高速道…

Check of the lungs

★ 肺の検診日だった。 もう3年くらいになるか、初めての人間ドックで肺に数個の影が見つかり、レントゲンやCTで検査してきたが、あまり変化が見られないので、次回は一年後となった。 2~3ヶ月周期から6ヶ月周期と徐々に間隔があいてきたが、一年後と言…

『誰も戦争を教えてくれなかった』 古市憲寿著 講談社

★ 著者は私の一番下の子供と同年齢の社会学者。 一昨年12月にピースボートに乗船した折、少しアクの強い感じの宮台真司やちょっと背伸びした感の開沼博とともに、年齢相応で等身大の自然体な感じがする古市憲寿も乗船していた。船内で販売されていた『希…

A new sewing machine

★ 新しく購入したミシン。 ミシンはパソコンに比べると簡単だ。 1970年代の終わり頃、まだ新婚でミシンがキャッシュで買えず、7万円を毎月1万円ずつの月賦払いで購入した。 結婚してからどれくらいの間か覚えてないが、生活費は私の給料で賄い、夫の…

I bought a new digital camera and sewing machine.

★ 7年近く使ったデジカメ写真があまりきれいでなくなり、新しくした。 新しいのはCanon IXY 620F で、これまで使っていたのは900IS。 きょうは午後から説明書をプリントしたり、設定したりした。 最近は説明書がなくなり、何でもネットから探すようになって…

境山480m 鉢伏山439m (東かがわ市チャレンジ30)

境山への登山口川股ダムには数台の車があった。 チャレンジの締め切りが近づいているせいか、それとも今日は穏やかな晴天のせいか。 境山から川股ダムへの分岐まで戻り、鉢伏山へ向かった。 ここで、徳島からチャレンジに参加している若いご夫婦と出会った…

Life without the PC

★ パソコンのない生活が17日間続いた。 文字を打とうとするとパッとデスクトップの画面に変わったり、音声案内が勝手に始まったりしていた。 長期間メーカーに預けてあったのに、不具合が再現されないとそのまま戻ってきた。 なんだかなあ~~、とても不満…

「宮沢賢治殺人事件」吉田司著 文春文庫

★ 暮れにこの本を読んだ。 賢治を神聖視する人にとっては、受け入れがたい内容かもしれないが、一人の人間として研究したい人には興味深く、うなずけるところが多い。 井上陽水にも、賢治に対する疑問を歌った曲があった。 前総理羽田孜と宮沢家の関係、東北…